参考書籍

子供の頃に参考としたサッカー実用書が久しぶりに出てきたのですが、サッカーというスポーツが30年で大きく変化したのを肌感覚だけでなく文字でも感じました。

ちなみに表紙は「加藤 久」選手で、ヴェルディがマリノスとバチバチの頃。

今日は、「観る・見る」との違いと参考書籍について。

見ると観る

実はジュニアの大半の選手が「見る」という動作に陥りがち。

このこと自体が良い悪いではなく、監督やコーチから試合中であったり、他の試合の映像を見ろと言われて愚直に従っている人も沢山いると思います。

ただし、「見る=眺める」のケースが多い。

子供に感想を聞くと、事象に対して「すごい・カッコ良い・ゴールに入った・ゴール前でクリアした」といった具合に事実だけが並べられて、誰がどんなシーンでどの様にやったのかといった前後の脈絡が欠落するケースがあります。子供達の会話でも前後関係が説明出来ない人は、やはりプレーでも短絡的に陥りがち。

ここから一歩進んで「観る」になると、意識的に見る事で入ってくる情報が一気に増えて脳内にインプットされます。

例えば、

見る→相手を抜いた。

観る→パスを受ける時に相手プレスが右斜め前から来たので、反転してルーレットでライン側から抜いた。

これを実践するとした際に、どちらが現実的に成功しやすいか。

当然「観る」方が上手く行く可能性が高いですよね。(もちろん感性だけで出来る子もいます)

 

景色だけを眺めるのではなく、「事実・予測・想定・チャレンジ」をワンセットにして普段からトレーニングする事で「観る」ことの発達になります。特に中学年以上ではこの部分をフリーズで指導していくと良いのではないかと思います。

 

今回は参考書籍「新しいジュニアサッカー入門」をご紹介。

実際の試合からイメージが沸かなければ、絵や文字からでも吸収できます。

何故、どうして、どうやってを分かりやすく理解する為に、是非参考にしてみてください!

 

 

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