部活動地域移行ーその1ー

このブログが稼働するのは約2年ぶり。
noteとかに書くセンスも無いので、ただ実績と実情を書きだします。
2023年度はスポーツ安全協会のサポートを頂いて部活動地域移行に向けた地域交流を実施
9月に3回、10月に2回(10月18日の時点)
人工芝のグラウンドで地域移行に向けて学校側と選手、クラブが移行に向けて
少しでも歩み寄りをもって実現可能となるようにトレーニング機会を提供しました。

もちろん無料で。

<現実的な話>

ここまでの参加延数16人
しかも1中学校枠でのご参加と1名の他地区選手という実績。
実態は部活動地域移行で協力を頂いている先生のチームにご参加頂いただけで
他のチームとしては参加無し。
むしろ1名は情報を頼りに参加頂いた強烈なモチベーションに感謝。
こういった選手の気持ちを高めてあげられない環境に只管申し訳なく思う。
(なぜって1名参加の日もあるので)
そしてチラシを配布頂いた先生に感謝申し上げたい。

<実施までにどんな手段を講じたか>

まず教育委員会に後援を頂き各中学校にポスター掲出、チラシ配布を実施
さらには中体連部会にて参加依頼。
通常の民間でここまでやれる法人は無いと思うので、それなりに食い込んで
お願いしている状態だと考える。

更にサッカー協会の方にもご協力を仰ぎ、中体連の専門部会にまで連絡して頂いて
移行実現に向けて少しでも良い方向に動く様、努めて頂きました。

<事実>

残念ながら現段階では、学校側の部活動地域移行への考え方と
行政の考え方は対岸であることが浮き彫りとなっている。
これは批判ではなく、ベクトルが同じ方向に向いていない事が原因だと思う。
本気で移行しようと思うならフットワーク軽く着手できる部分には着手するだろうし
どうせ後々決まった事に従うだけでしょと思う実務側の本音があれば
自分から動こうとは思わないでしょう。

<じゃあどうするの?>

事実行政が無理やり条例等制度の変更で強制的に環境を変える結果となるのか、
はたまたそうなる前に関係者で熱量ある人が本気で解決につながる協力支援をしていくのか。
どちらか一方しかない。(極論ではなく現実)

そもそも社会課題として部活動地域移行は公益性の高い人や団体が解決に向けて
まず携わるのが筋であって、それを実行しないことは公益に関わるものとして相応しく無いと
考えるのが適当。

お金とか環境とか色々な課題が解決には大変だから進んでやらないのが現実。
結局はパワー不足につきる。(大きな障害には大きな力が必要)
部活動地域移行は実現させる決まりは変わらない。
ただ本当に子供達を第一に考えるなら、熱意を持って何をどこまでやれるのかを
行政の枠組みの中で最大限試行錯誤することが必要。

とりあえず、明日再度連絡してみることからスタート。